帝王切開の術後 術後一日目
こんにちは、まろやかぽんずです。
私は第一子を生むとき、自然分娩の予定でしたが途中で帝王切開になりました。
帝王切開の予定はまったくなかったため、手術が終わってから術後の痛みに苦しみました。
そんなときに、支えになったのが同じように帝王切開だった人のブログです。
夜に何度も読み返して、「痛みはあとちょっとで薄れる!」と自分を鼓舞しました。
私も、自分なりの体験記を書いておきます。
同じように帝王切開だった人の参考になれば幸いです。
術後0日〜術後1日目
術後は産後ハイで眠ることができませんでした。
私は陣痛が来ていたため、たぶん術後は体がお産中と勘違いしていたのでしょう。
尿道カテーテルを入れられ、ボカリスエットをちびちびと舐め、真っ暗な中目がギンギンになっていました。
そんな中、私の気を紛らわせてくれたのは音楽でした。
イヤホンで小田和正の「言葉にできない」を聞きながら号泣するという涙活を繰り返し、4時頃にやっとうとうとすることができました。
足のむくみがかなりあり、心臓の音もうるさく、なんだか死んでしまいそうな気がしましたが、無事に乗り越えることができました。
5時ころに看護師さんが来て、足のむくみ防止のマッサージャーを取りました。
7時頃に尿道カテーテルを抜かれ、ベッドサイドに歯磨きと口をゆすぐ洗面器が置かれ、「これで歯をゆすいでください」と告げられました。
私は絶望に襲われました。
歯を磨くには上体をあげなければなりませんが、力を入れるべき腹筋は切られて少しでも力をこめると激痛を主張してくるからです。
幸い、ベッドはリクライニング付きでしたので限界まで上げて、そこから体を起こそうと頑張りますが一ミリも上げることができない。
結局、サイドテーブルを足で引き寄せ、ぐちゃぐちゃと歯をゆすぎました。
そのあと、お粥をとり、水分を飲み、次に絶望したのはトイレです。
自分で立って歩かなければならない。
見舞いに来た夫に、介助を頼みましたが嫌な顔をされました。
私はまた絶望しました。
「じゃあいい、自分で立ち上がるから」
といい、半泣きになりながらベッドの端をつかんで立ち上がろうとし、何度もみっともなく失敗する私にようやく罪悪感を感じたのか、
夫は軽くおぶってトイレまで連れて行ってくれました。
トイレまで行ったあともまた、排尿することかま怖くてたまりませんでした。
ただ、排尿は痛くはありませんでした。
悪露特有の酸っぱい匂いが立ち込めました。
それからは、夫が帰るまでになんとか一人で歩けるようになろうと病室をウロウロしました。
同じように帝王切開を経験したという助産師さんが励ましてくれました。
「今は辛いけど、退院する頃には歩けるようになるよ。
動きまわると治りも早いよ」
その言葉を信じ、何度も歩く練習をしました。
術後一日目はこんな感じでした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。